現職への不満整理

 会社の先輩が今月で退職する。定年ではない。新卒で入って三年目。どこか頼りない印象を抱いていた。「今月で辞める」そう聞いたときは少し驚いた。当社でちょくちょく新人が辞めていく話は聞いていた。「安いしきつい」何故と聞くとそう答えてもらった。いろいろ話を聞いていくと、去年倒れたこと、会社の指示で病院にいくつか行ったものの原因不明のため10万~20万円の診察代はもらえなかったこと、120時間ほどの残業をしていることなどの話を聞いた。会社の5年後はどうなんだろうといった話も聞いた。これらはこれから辞める先輩が言うことで鵜のみにはしないが、少しずつ仕事が大変になってきている自分には考えさせられるものだった。

 その他の人にもいろいろ話を聞くことがあった。そして、自分が10年後にはこの会社にはいないだろうと思った。だから少しでも資格の取得と実績を挙げていこうと決めた。これが先月の終わりのこと。ここまではまあ良かった。

 今月になって自分がメインでついていく社員さんが決まった。前述の先輩(Aとする)がついていた社員さん(Bとする)だった。私は嫌な気持ちになった。Aが「この担当になった人はほとんど会社を辞めてる」と言っていたからである。さらに言うと私はBがあまり好きではなかった。話が合わないのも、ライフワークバランスなんてないような仕事への姿勢も私とは合わないと感じていた。後者は会社と担当の仕事の性質によるところもあるが。

 入社後に教育係としていろんなことを教えてくれた人が「勘違いしていけないのは、これからの定年までの40年は好き勝手にやれるのではなく、我慢をしないといけないということだ」と言っていた。それは一理あると思っていたが、AとBが担当している仕事は他のものと違い、提携先から流れてくるものをさばいていくような仕事で、振休がたまっていくような働き方を余儀なくされる。それが2、3年だけであるならまだいい。万一Bの後継にでもなれば、営業をする間もなく現場の管理に奔走する日々が待っている。営業をするために入ったのに、だ。それがとくに私の心を挫いた。

 だから、10年頑張ろう、から3年か5年で判断しよう、と考えが変わった。これが7月3日の週を終えたときのこと。

 そして、先週10日の週、Bに付いて現場を回り、金曜は別の社員の現場で働いた。その社員の現場はある程度終わっている現場で雑用のようなことをしていた。そういったことは割と好きなので良かったが、単純な作業をしているとどうしても頭が回ってしまう。もし3年目に会社を辞めて他業種に移れば、今から5年後にはその業種で2年目となる。もし今年辞めれば4年目でそこそこの歴になる。どうせ辞めるなら早い方がいいのではないか。そう思うと私は転職サイトに登録した。もしすぐに雇ってもらえるならすぐ辞めるし、今年の間に資格でもとってアピールするのが必要ならそうしてから移ろう。とりあえず、専門家に相談しよう。あとからあのときやっておけばというのは避けたい。残るにせよ、辞めるにせよ今は動く。

 会社の休日でも社用携帯を手放すなという姿勢も苦手だ。仕事に有用であっても休憩時間にも業者さんと話していないといけないのも苦手だ。日勤→夜勤→日勤という労働法を無視したコンボが普通にあり、コンボがチェインすることすらある会社の体制が嫌いだ。高齢層が多く、5年後が不安だ。オフィスで働きたい。

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相談するにも頭の中をアウトプットしてみる必要があると思い、簡単に吐き出してみた。まだ残りはあるがとりあえずで。